講演会 報告

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2018年10月6日(土)、爽やかな秋晴れの中、東京都美術館の講堂において講演会が開催されました。
講師に神崎充晴先生(センチュリーミュージアム館長)をお招きして「古筆に学ぶ―能書のわざ」という題目でお話しいただきました。
仮名の成り立ちや古筆の表現の多様性について、わかりやすくお話しくださり、作品を制作する上で、古筆をどのように学ぶ必要があるのかを説かれました。
特に、大字仮名の制作においては漢字の学習が必要不可欠で、「目習い」「手習い」を駆使して、漢字の強い線を修得することが大字仮名の発展には欠かせないと力強くお話しくださいました。
書作にも造詣の深い先生だからこその提言であり、藍筍会の会員にとっても有意義な時間となったと思います。

金子 馨